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クルーズ船対応日本版ライドシェアドライバーの、とある1日。5月16日、13日目、同僚NRSドライバー増えて喜ぶも、自分の力量不足にへこんだ日。

  • NRS@Shizuoka
  • 5月16日
  • 読了時間: 8分


ハロー! えぬあ~る と申します。日本版ライドシェアNRSを略しまして。センスないすね。まあいいか。 さて、このたび縁あって駿河交通さんと雇用契約(アルバイト)を結び、清水港のクルーズ船向けのライドシェアドライバーを始めたんですよ~。




2025年5月16日(木) 

今日はですね・・・うれしいニュースがひとつ。


なんと、ライドシェアドライバーの同僚が増えたのでーす!




ワタシのブログも読んでいただいたようで、ライドシェアドライバーへの応募の参考にしたそうです。書いたかいがあったってもんです。



それでは今日も張り切って、車両点検、血圧チェック、アルコールチェーック! 結果を遠隔点呼で報告するのだよ~。






ん~? 血圧高いなあ。やっぱり手首式は、数値が不安定な気がする・・・。 ワタシは健康です!(←結局機械を信用しないアホ)。

 


今日のクルーズ船。


さて今日の船は、「オベーション・オブ・ザ・シーズ」也~。


乗客定員4180+乗組員1500人。合計・・満員だと5680人。デカい船だな今日!



 


来た。昨日よりぜんぜんデカいぞ、確かに。マンション? 団地?









今日はみなさんどこいく?



今日は、大型船を迎え、イベントも多数あるようで。




期待を込めて、タクシー手配営業も強化。


定番の、着物コスプレ?嬢も投入されております。



8時30頃から乗客が降り始めてきましたが、なかなかタクシー貸切チャーターの受注がありません。


自分でも営業パンフをもって声かけましたが・・・なんか今日のお客さん、渋いな。


待つこと。1時間。


西湖行って、大石公園行って、そのあと三保も回るという、7,8時間のコースの受注が入りました。出勤順で出動なので、ちょいと早くきていたワタシにお呼びが係りました。が、しかし、ワタシは今日こどもの習い事の送り迎えがあるため7時間はNGでして。


ということで、今日から出動のライドシェアドライバー Kさんが指名されました! 初日にしてはいきなりハードなコースですねえ!



真ん中の、白ナンバーの黒い車です。左がワタシのクルマ。いずれも駿河交通さんと労働契約してます。

 


駿河交通としては、静岡運輸局2台の許可なので、今日はMAX稼働ということになります。


賑やかな女子グループ6人が乗り込みます。



いってらっしゃい! ご安全に! 




アメリカ人 ご夫婦、白糸コース6時間。


さてワタシはといいいますと。


ほどなくして、富士宮白糸の滝コース(6時間)が入りました。ワタシの出番でございます。いざ、白糸へ!




1時間走り、白糸の滝に到着。


ん~・・・ 今日の天気は渋いです。富士山、頂上がほんのり見えますが。



滝は綺麗です。いつみても白糸の滝は綺麗です。


ここで、プチガイド。


白糸の滝は、高さ約20m、長さ約120mに渡り馬蹄状に広がる崖面の各所から富士山の雪解け水が湧出している。約1万年前に山頂付近から流下した白糸溶岩層の末端に位置し、マグマの急冷時に形成された表面付近の粉砕部(クリンカー)から、約10~15年という長い年月をかけて押し出されるように湧き出している。(図-1)平均日量15万トン以上の湧水量で、絹糸のように流れ落ちる様は他に類例を見ないことから、景勝としての価値を高めている。



今日のこの水↓は、15年前の富士山の雪解け水なんだぞー! 溶岩層は1万年前にできたんだぞー! そう知って見ると、景観のウラにある自然の悠久さもひとしお。





さて、白糸の滝のあとは、富士宮浅間大社へ向かいます。

ちょうどお昼となり、「富士宮やきそば」を勧めると、以外にも完食。(すみません、わたしのお昼も焼きそばをごちそうになってしまいました)


”ルイジアナの夫婦、2年連続B級グランプリ 富士宮やきそばを食う” とこの時点でブログ タイトルを仮でこう考えてました。






ここでプチガイド。いらないって? いやアピールしたい。ワタシも10年くらい富士宮に住んでいたので、大ファン。このやきそば大好きなのです。




 富士宮市では1975年以前に「焼きそば」が一般家庭に普及していたのです。それは、独自の焼きそ麺の開発があったからです。戦後、マルモ食品工業(1951年創業)の望月晟敏氏は、インドネシアの戦地で食べた台湾ビーフンの味が忘れられず、それを再現しようと研究していました。  また、富士宮市は、富士山本宮浅間大社(以降「浅間大社」という)の参拝客や富士登山の観光客などが立ち寄ります。更に、静岡と山梨を結ぶJR身延線が通る富士川沿いは、身延山久遠寺の参拝客など昔から人の行き来が多く、食糧等の流通も盛んで汽車を使っての行商も発達していました。  そこで、富士宮の焼きそば麺を観光客が持ち帰ることができたり、身延方面(山梨県)へ販売エリアを延ばしたいと考えました。しかし、昔は、冷凍技術も無く、運ぶのにも時間が掛かったため、日持ちする麺が求められていたのです。  そのような要求に応えるため、望月氏は試行錯誤を重ねました。一般的な焼きそば麺の製造工程では、一度蒸した後に茹でるため水分が多くなって長持ちしません。そこで、焼きそば麺を蒸した後、茹でずに急速に冷やしてから油で表面をコーティングするようにしました。その結果、日持ちがし、富士宮独特のコシのある麺が生まれたのでした。


お。

やきそばを食べているあいだに、富士山が見えてきました。




手水を教える。


絵馬を。


家族と世界のひとびとの幸せを願い・・。そんな内容に読めました。




最後。富士山世界遺産センターにて。




コースでは高砂酒造訪問がありますが、パスして良いとのこと。孫に土産を買ってゆきたいとのことで、商店街で安いお土産を探すことに。


レトロな「清水銀座」。


いいものを見つけたようで。



15分ほど早く到着しました。運行終了~。



6時間コース。運転時間は約2時間半。現地滞在が3カ所3時間半。こんな感じでした。



じつは、今回、ワタシの英語力不足の問題があったかもしれません。

正直に報告いたします。

実は今回、道中の会話ですが、ワタシ、ほとんど聞き取れなかったのです。あちらがルイジアナの方言なのか、早口すぎたのか・・というのは言い訳で、いずれにせよワタシの力量不足により質問されても聞き取れず、的外れな回答をけっこうしていた気がします。お二人はかなりストレスだったのでは・・・。


なので、おわってから「英語対応ドライバーなのにろくに会話ができない」とクレームが入るかと懸念をしておりました。ドライバーへのクレームで、話が違う、返金しろ、等トラブルを何件か見てきましたので・・。





ところが、最後、「ドライバーのチップをカードで払う」などとツアーデスクでやりとりをはじめました。いえいえそんな。満足のいく運行でなくてすみません、という思いです。


ブログ記事タイトルも始めはのんきに ”ルイジアナの夫婦、2年連続B級グランプリ 富士宮やきそばを食う” とこの時点でブなどと考えていましたが、結果的には上記のようなタイトルになりました。ちょいとへこみました、猛省せねば・・・

 



○本日の稼ぎ;

@2500円/H ×6H=12,500円也(税引き前、ガソリン代支給込み)

チップ 5000円也。満足いく出来ではなかったのに 有り難うございます。

 


○本日の経費(無駄使い);

ナシ。




<ブログ後記>

今日からNRSの同僚ドライバーが増え、うれしい日ではありました。


しかし、ワタシ自身については顧客満足度の点で大いに反省が残る運行でした。


発注側である旅行会社(静岡TaaSトラベル)に対して顧客満足度を高められず申し訳ないという気持ちが残ります。


ライドシェアドライバーは、海外では一般的に安全運行・接客マナー等のレイティングシステムがあります。


現状、ここ清水クルーズ船の手配旅行では、発注側による「英語対応ドライバー」認定、「アプリ翻訳のみ対応ドライバー」と区別があると聞いています。


これは、旅行商品を売る企業の「顧客満足」「旅行商品の品質管理」という観点では、ごく普通の考えで、運行を任されるタクシー会社契約のライドシェアドライバーとはいえ、ビジネスパーソンとして強く意識しなくてはいけないことだと思う。


今般のクルーズ船のイベント特化型NRSは「交通空白解消」(地域公共交通)という文脈で語る場合と、もう一方で観光業の側面、「インバウンド客を輸送するみならず、英語をつかってコミュニケーションを取ることで旅行体験の質をあげる」というもうひとつの文脈があります。


旅行会社がタクシー会社(が雇っているドライバー)に求めるサービス提供を、誰が「主体的」に提供するのか? 


今日のワタシの場合の英語の問題は、「雇用契約をしている駿河交通」のブランドを毀損していませんが、旅行会社静岡TaaSトラベル の旅行品質を毀損している可能性がある、という話です。


わかりやすく言い換えれば、ワタシ自身が今回の件を

「まあいいか、稼げれば」

とか

「今日は、気難しい客だった」


という程度(自分には問題ない。最低限の仕事は完遂した)に捉えるのか。


もしくは


「旅行会社から貸切チャーター手配の英語ドライバー指名を獲得するために、もっと英語を上達させなきゃ」


「NRS同僚が増え、今後、乗客のレイティングシステムやドライバーアンケート集計がはじまったら、自分には今後良い仕事がまわってこないかも。英語やガイド知識を増やすことで、選ばれるNRSドライバーになろう」


と考えるのか。



リピーターが来るような「輸送品質×接遇品質」をつくりこむ主体は、誰なのか?


旅行会社? タクシー会社? ドライバー? 




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